MonochiProject

ぷちくんの人生攻略話-8「楽観と悲観の間」が人生を攻略する。

ぷちくんの人生攻略話-8「楽観と悲観の間」が人生を攻略する。

ぷちくんの人生攻略話-8

【※注意※】

モノチプロジェクトは「元気」と「創造性」を世界に広げるプロジェクトであり、いかなる「政治、宗教、思想」に対しても中立な存在です。

当プロジェクトの企画・運営・原作者である「ぷちくん」は個人としての信念や人生哲学をもっており、それらに従って本プロジェクトもまた運用をしていますが、モノチプロジェクト自体は原作者の思想に対しても中立です。

その為、これらは「元気と創造性を世界に広げる」目的を達成する為の、役に立ちそうなアイデアの「紹介」という形式の記事であり、皆さまの人生方針やモノチプロジェクトをご利用する上で記事の内容を「参考」にするのは自由ですが、何らかの制限や強制を与える目的のものではありません。

また、ご利用の際はガイドラインを遵守し、「教育目的、紹介、軽いパロディ」を超えるような目的で本プロジェクトを「政治、宗教、思想」の表明に利用することは、ご遠慮くださいませ。

【「楽観と悲観の間」が人生を攻略する】

皆様こんにちは、ぷちくんです。

「楽観主義者」や「悲観主義者」と言う言葉がありますよね。
「ポジティブな人」や「ネガティブな人」とも言い換えられますが、以前は「ネガティブに対してどのように対策するか?」というのを精神部分である「内面的アプローチ」と肉体部分である「外面的アプローチ」の2つの側面から解決する方法を記事に書きました。
これらの記事は過去の記事で読めますので、ぜひまだの方はそちらも読んでみてください

さて、今回は『「楽観と悲観の間」が人生を攻略する』」について語っていきたいと思います。

まず多くの人が「楽観的で、ポジティブである事は良いことであり、悲観的でネガティブである事は悪いことである」と、そう考えているように思えます。
これは真実なのでしょうか?

結論を言うと、私の考えでは「おおむね正しい」です。
正確には「どちらも善悪はなく、メリットとデメリットを持っている特性の形に過ぎないが、結果的に楽観主義の方が得をする」と考えています。
これらについて1つずつ紐解き、整理してみましょう。

【楽観主義のメリット】

まず、「楽観主義のメリット」とはどういったものでしょうか?

これはある経験をしたときに、その物事を好意的に捉え、未来を感じ、前向きでいられる心の捉え方です。
よくある例えですが、コップの水を飲んで半分になった時に「まだ半分も残っている!うれしい!」と思うのが楽観主義的な考え方です。

これのメリットは、「人生を明るくいられる」と言うところにあります。
楽観主義者は何をしても受け取り方が幸せになるので、「人生が素晴らしいもの」に感じるでしょう。
また、楽観主義の人は周囲に対しても明るく振る舞うので、周りの人も元気になりますし、近寄ってくるのはよりポジティブなものが多くなります。
友達も増えて、その人たちを信頼し、何か困ったことがあれば頼ることを躊躇いません。

次々と新しいアイディアが浮かび、仲間との認め合いの中で自己肯定感も高まり、人生を前向きにどんどん進めていくことができる非常にパワフルな考え方です。
人生の目的が幸福になることであるのならば、「楽観主義」は「悲観主義」と比べて遥かに有利な特性だといえます。

【楽観主義のデメリット】

では、「楽観主義のデメリット」とは一体何でしょうか?

私が考えるに、楽観主義者は物事を楽観視するあまりに「警戒心が薄くなり、必要な準備や対策をしない」こと。
これが最も大きなデメリットです。

例えば、「周りの誰かが自分を裏切るかもしれない」や、「天候が優れず、作物が実らないかもしれない」や、「自分の今の知識では、取り組んでいることに失敗するかもしれない」といった、心配事を楽観主義者はすることができないのです。
「大丈夫!きっとなんとかなるさ!」そんな風に笑って、根に潜む問題を軽視してしまうのです。

そういったことを想定しないから、実際にもし誰かが裏切った時は容易に奪われますし、飢饉に見舞われれば備蓄もしていないので飢えに苦しみ、根拠のない自信で物事に取り組んだ結果、取り返しのつかない失敗をしてしまうことだってあるのです。

これらはどれも一撃で人生を崩壊させかねない危険性を秘めており、長い一生において、楽観主義だけで物事をうまく運べるほど運の良い人はそうそういないでしょう。
だからこそ、楽観主義は「幸福に生きる」上では素晴らしい特性ですが、「強く生きる」上では、極めて愚かな特性と言うことになるのです。
ただし、これらは後述する方法により、ほとんどをカバーすることが可能になります。

【悲観主義のメリット】

では、「悲観主義者のメリット」について考えてみましょう。

これは先程の話の裏返しでしかありませんが、悲観主義者は楽観主義者が陥るような落とし穴や、準備の悪さ、警戒心のなさというものがありません。
よくも悪くも、自分や周りを信用しておらず、「どうすれば少しでも安全でいられるか?」ということばかり頭を悩ませるのです。

だからこそ、裏切られる心配も少なく、何かあったときのために備えていたおかげで飢饉を乗り切り、物事に取り組む際にはこれでもかと言う位に不安要素を潰さないと安心できないので、結果的に大きな失敗を回避できるのです。

これらは悲観主義者、つまりはネガティブ思考が持つ「メリット」と言える特性ですが、逆に大きなデメリットも存在しています。

【悲観主義のデメリット】

これも裏返しになりますが、悲観主義者は何より普段から陰気臭く、失敗をすることばかり考えているので、人生の全てが後ろ向きに捉えられてしまいます。

常に何かに警戒し、何かに怯え、何かに悲しんでいて、コップの水を半分飲んだら、「もう半分しかない!ああ!この世の終わりだ!」と絶望するのです。
自分が何をしてもうまくいっている実感がなく、また他人に何をされても「感謝」よりも「何か裏があるのではないか?」などと考えます。

こんな性格をしていれば、当然ながら周りから人はどんどん離れていきます。
気づけば友人知人は限られたものになり、ネガティブな人の周りにはネガティブなものがたくさん集まるようになるのです。

人を信用しない人の周りに集まるのは、同じく人を信用しない人であり、そういった人たちに何かをされても元から警戒をしているので大した傷は負いませんが、事が起きてから「やはり人は信用ならない、私は間違っていなかった!」と悲観的な感性を強固にしていき、どんどん悲観主義者は、世の中を「絶望に満ちた世界」と捉えるようになっていくのです。

でも実際世の中には、悲観主義者の人からすれば「驚くほど前向きで親切な人」や、「裏表のない善意に溢れた人」も存在しているのですが、そういう人たちとは日常の行動の違いから自然と反発するため、お互いに出会うこともなく、例え出会っても親密になる可能性は限りなく低いのです。

困ったことがあっても人に頼ることができず、自分の力で何とかしようとします。
その過程で技術や賢さを得ますが、人生の全てをカバーするには心もとない力と言わざるを得ないでしょう。

そして悲観主義者は、「とにかく現状を守ろう、これ以上何も失わないようにしよう」という思考が働くので、自らの存続の危機と焦らない限り、挑戦的な行動の意欲はなくなっていきます。
新しいことに挑まないので、新しい価値観も経験も積む事はなく、ただ狭い世界の中で自らの守りを固める生き方を選んでしまうのです。

【まとめると】

以上が「楽観主義者」と、「悲観主義者」のそれぞれが持つ「メリット」と「デメリット」の私なりの考えです。

こうやって整理してみるとわかりやすいですが、人々が共存して社会を生き抜くには、「どちらの要素も必要」であることがわかると思います。
ただ、結果的には「楽観主義者」の方が「悲観主義者」よりも多くの面で上回ると考えています。

なぜなら悲観主義者は「自分で何とかしよう」としますが、楽観主義者は「誰かに助けて貰う選択」を選べるからです。
人の数は物理的にも知能的にも多いほど有利になりますし、問題を解決するには1人よりも100人の方が遥かに早く解決するのは明らかでしょう。

そして楽観主義者は人生に前向きで、意欲的で、挑戦的です。
悲観主義者と比べて圧倒的に経験値を得やすく、しかもそれをポジティブに捉えるので、「次にどう活かそうか?」を考えるのを楽しむことさえできるのです。

一方で悲観主義者は後ろ向きで、消極的で、試行回数に劣ります。
失敗すればひどく落胆し、成功してもそれを喜べないので、できるなら何もしないことを選びます。
手持ちの少ない材料をいかに上手く組み立てようとも、無数の材料を手に入れられる上に大勢の友達に手伝って貰える「楽観主義者」には敵う筈もありません。

こうした要因により、総合的に判断すると「楽観主義者」の方が強く、そちらに自身の性格を寄せることは人生を有利にする可能性が高い、と判断できます。
ただし、ポジティブやネガティブそのものは単なる「特性」であり、重要なのはそれぞれの特性を理解し、適材適所で使用するべきなのです。

あなたが今の自分を「ネガティブ思考」だと感じたからといって、それで絶望したり諦める必要はありません。
あなたは既に「悲観主義者」としての訓練を熟練レベルで終えており、あとは「楽観主義者」の思考を学べばよいだけのです。

【自分の性質を変えたい場合は、どうすれば良いか?】

おそらく心配事の多い多くの人は、「楽観主義」ではなく「悲観主義」寄りだと思います。
そして、ネガティブな人は、ポジティブになるにはどうしたらいいかを考え、人生を楽しくするためにネガティブ思考を辞めたいと思うこともあるでしょう。
自分の属性を別の属性にするには、一体どうすれば良いのでしょうか?

私のこのシリーズでは、常々言っていることですが、まずは「認識」をすることから始めるべきでしょう。
「楽観主義」や「悲観主義」は、ただの物事の捉え方に過ぎず、「自分が偏った捉え方をする人間である」と言うことをまず認識するのです。
そして意識的に、普段するのとは違う思考を考える癖をつけるのです。

もしあなたが一杯のコップを飲んで半分になったときに、あなたが悲観主義者であるならば、「もう半分しかない……!」と嘆く気持ちが湧き起こるでしょう。

そう感じたのならあなたは「悲観的思考」が強い人間であり、そしてそれが単に「習慣」であることを認識するべきです。
「習慣」は「意識的な継続」によって「上書き」することができます。

上書きするには、次のように考えてみて下さい。

「あ、自分は今、コップの水に対して悲観主義的な捉え方をしたんだな」

このように、客観的に感じてください。

そして、次の瞬間に、「自分がもし”楽観的”だったら、これを見てどう感じただろうか?」と質問をし、考えてみてください。
そうすれば恐らく、「コップの水がまだ半分も残っている!なんて幸せなんだ!」と言う感想が浮かぶと思います。

それが「実感を伴わない感想であってもいい」のです。
まずは「楽観主義者」と「悲観主義者」がどのような考え方の「差」があるかを見比べ、観測してください。
そしてあなたは両名の間に立ち、「これから私は2つの異なる考え方を、意図的に選択することができる」と自分に言い聞かせるのです。

その上で、このように考えてください。
「私がよりよい未来に行くためには、今この状況を、どちらの考え方を採用するべきだろうか?」
このように自分自身に投げかける時間を設けてみて下さい。

そうすれば、あなたは「2番目に浮かんだ楽観主義的な考え方の方が良さそうだから、こちらを採用することにしよう」と、答えを出すことができます。
それが出たならば「よし、これを選んだ!」と自分の心で唱えて「微笑む」のです。

思ってなくてもいいのです。
ただ「選択をした」ということを言い聞かせ、「微笑む」こと、これを続けてみて下さい。

「微笑む」ことも大切です。
肉体は精神に引っ張られ、精神は肉体に引っ張られるからです。
嬉しい時に自然と笑顔になるように、笑顔をつくることで精神に嬉しい時の信号を送り返すことができるのです。

次第に、形だけのこれらの言い聞かせや笑顔は習慣になり、心を書き換え、本心に変わります。
そしてこれらの選択は直面する物事に対し、都合よく切り替えることができるようになります。


もしあなたが「何か大切なプレゼンテーションの準備」をしているのであれば、この準備について2つの面から考えることができるようになります。

「楽観主義者」は言います。
「なんて素晴らしい!完璧で美しいプレゼンテーションだ!これは誰もが感動し、立ち上がって拍手するに違いない!私は本当に最高の仕事をした!」
と、そう言うでしょう。

一方、「悲観主義者」は言います。
「はあ?こんなのは出来損ないのプレゼンテーションだ。なぜなら根拠の部分が曖昧で、専門的な人に指摘をされれば正しく受け答えができない箇所がたくさん残っている!これではうまくいくはずがない!こんなものはゴミだ!」

そのように意見を言ってくるでしょう。
あなたはここで一旦冷静になり「2つの主義者の間に立つ」のです。
それから自分の中に浮かんだ考え方について、それぞれの「良い部分だけを採用することを選択する」ことができます。

つまり、「感情」の部分においては、「楽観主義者」の言葉を参考にするのです。
なぜなら、その方が気分が良く、幸せだからです。

そして今後の「行動」の部分においては、「悲観主義者」の意見を聞き参考にするのです。
なぜなら、その方がより良いプレゼンテーションにする為に努力ができ、今後のリスクを減らし、自分の成長にもつながるからです。

そうやって、「いいとこ取りをする」ように考える癖をつけて、これをひたすらに繰り返すことが楽観主義者と、悲観主義者の2つのバランスをうまく使うということなのです。

私たちは誰一人として、「完全な楽観主義者」でも、「完全な悲観主義者」でもありません。
あるときは、楽観的に物事を捉え、あるときは悲観的に物事を捉え、そのバランスの間に立っているだけなのです。
どちらに偏り過ぎるのも失敗の原因となりますので、大事なのは自分がどのバランスに立つかであり、それを観測し、制御することなのです。

ある心理学によれば、基本的にポジティブ感情とネガティブ感情の理想的な比率は「3:1」と言われています。
つまり選択の比重の75%は楽観主義者に耳を傾け、25%は悲観主義者に耳を傾けるのが良い結果に繋がる可能性が高いということです。

これらは内面的アプローチの一環であり、自分の心を認識し、コントロールする訓練です。
一朝一夕に完成する技術ではありませんが、根気強く内面と向き合い、己の中にいる楽観主義者と悲観主義者の間に立って、問いかけ続けてみて下さい。
それが、人生を攻略し、勝利するカギとなるかもしれません。

これが今回のお話になります。

【最後に】

今回の話も楽しんで頂けたでしょうか?
この「ぷちくんの人生攻略話」シリーズでは、「人生を豊かにし、皆で人生に勝つ」ために役立つ話を展開していきます。
それらは精神的な部分も含め、ありとあらゆるジャンルに渡って行っていく予定ですので、ご期待ください。

面白ければぜひ「拡散」や「登録」などで応援して頂けますと幸いです。
皆様の「意見」「感想」なども良かったら書いていって下さいね。

それらが集まることで、色んな視点から「気づき」を得るきっかけになるかもしれません。
共に人生に勝利しましょう!それではまた!

Win to Life together.


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者: